第24回日本口腔感染症学会総会・学術大会

The 24th Annual Meeting of Japanese Association for Oral Infectious Diseases

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第24回日本口腔感染症学会総会と学術大会をお引き受けして

鶴見大学歯学部口腔微生物学講座
前田伸子

平成27年11月28日と29日の両日に鶴見大学で第24回日本口腔感染症学会総会と学術大会を開催するにあたり、準備委員長 中川洋一先生、実行委員長 大島朋子先生と共に準備を進めて参りました。

日本口腔感染症学会は血液を介して感染するAIDSやB、C型肝炎などの院内感染への対応が社会的にも重要視されている時期に歯科領域の臨床と基礎の第一線で活躍する方たちが口腔の健康と感染の予防に関して議論できる場所として設立されました。その後、口腔からの感染や院内感染の対応だけでなく、口腔に関わるさまざまな感染症に対する新しい知見や治療上の問題点についても総括的に検討されてきました。

口腔感染症は口腔に常在する微生物が原因で起こる内因感染症で、おもな原因は病原性の弱い口腔微生物ではなく、宿主の抵抗力の減弱にあるとされています。したがって、外来性の一般的な感染症とは、その成り立ちも進展も異なり、極めて独特な経過をたどります。また、最近では口腔感染症が全身の健康状態に非常に大きな影響を及ぼすだけでなく、全身的な疾患の原因になることが広く知られるようになってきました。

そこで、今回、鶴見大学で本学術大会を開催するにあたりまして、まず一般的な感染症を広く深くご理解いただくため、特別講演で東京大学医科学研究所とウイスコンシン大学の教授を務めておられる河岡義裕先生をお招きし、「新興感染症、最近の話題」と題して、今、注目を集めているエボラ出血熱原因ウイルスを中心にウイルス感染症の最もホットな話題を詳細にご説明いただく予定です。さらに、歯周病のユニークさと全身の健康との深い関わりへのご理解を深めていただくため、大阪大学予防歯科学教室の天野敦雄先生に「歯周病菌の組織破壊戦略:変貌する歯周病因論」と題した教育講演をお願いいたしました。お二方とも大変にお忙しい中、今回の講演を快くお引き受けくださいました。会員の皆さま方にはウイルス感染症あるいは歯周病の最先端のお話をお聞きできるまたとない機会だと存じます。また、結核、肝炎ウイルス、HIV感染症/AIDSなどの感染症患者の歯科治療と口腔症状への対処に関するシンポジウムも計画し、さまざまな方向から、感染症に関する知識と対応を得る機会にしていただければと考えております。

会場の鶴見大学会館は京浜東北線の鶴見駅西口から徒歩わずか1分の非常に足の便の良い所にございますので、ぜひ大勢の皆さまのおいでを関係者一同心からお待ちしております。

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■ 開催会場

鶴見大学会館
〒230-0062
横浜市鶴見区豊岡町3-18

■ 事務局

第24回日本口腔感染症学会
総会・学術大会 事務局

鶴見大学歯学部附属病院
口腔機能診療科
鶴見大学歯学部
口腔微生物学講座

〒230-8501
神奈川県横浜市鶴見区
鶴見2-1-3
FAX:045-572-3516
(口腔微生物学講座)

実行委員長
大島 朋子
鶴見大学歯学部
口腔微生物学講座
E-mail:
ohshima-t@fs.tsurumi-u.ac.jp

準備委員長
中川 洋一
鶴見大学歯学部附属病院
口腔機能診療科
E-mail:
nakagawa-y@tsurumi-u.ac.jp